【札幌 vs 柏】今シーズンのプレーぶりはまさに「リベロ」。ピッチ狭しと走り回る荒野拓馬のハードワークがチームを支える。

2020年9月22日(火)


この選手のポジションこそがまさに「リベロ」(自由な人を表すイタリア語)だろう。そう思わせるプレーぶりを今シーズン、背番号27の荒野拓馬は見せている。

サッカーでは、3バック中央のポジションでプレーし、特定の担当マーカーを持たず状況に応じて中盤のサポートもする選手を「リベロ」と呼ぶ。ただし実際には、言葉通り自由にピッチ上をウロウロする選手はほぼ皆無であり、だいたいは最終ラインで守備に奔走することが多い。本人が自称しているわけでもなく、周囲が勝手にリベロと表現しているだけなので言い方が悪くなって申し訳ないが、名ばかりのリベロが多い。

だが、この選手に関しては状況が異なる。スタートポジションは1.5列目のいわゆるシャドーだったり、ボランチだったりというのが主ではあるのだが、試合が始まってしまうとそれにハマることなく自由に走り回る。それこそ最前線の選手を追い越して相手GKにプレスを仕掛けることもあれば、中盤の底に落ちて後方からのパスをピックアップすることも。さらには最終ラインでビルドアップに加わることだってある。まさに自由に動き回り、リベロと表現するのが相応しいほどの奮闘ぶりを見せている。

「今年はプレーに安定感を出せている手応えがある」と本人は話しており、もともとボールを扱う技術力がある選手なだけに、安定感と自由度が加わったこの2020年シーズンは飛躍の契機となりそうな予感もある。

今シーズンのリーグ戦は出場停止となった第6節以外は全試合にスタメン出場中。チームは上位を目指しながらもなかなか思うように勝点を積み重ねることができていない苦しい状況が続いているが、そうしたなかでもピッチ上で足を止めずに走り回っているこの選手の存在はチームを支えていることは間違いない。

そうしたなかで迎えるこの試合は前節から中3日、週末にも試合を控える水曜夜の開催となるが、そうしたハードスケジュールのなかでもこの選手はエネルギッシュなプレーを見せてくれるはず。相手の柏も難敵だが、ハードワークで上回って欲しいと願ってやまない。

ちなみにこの試合は他会場よりも僅かに早い18:30キックオフ予定。観戦に行かれるかたは、ご注意を。


文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第18節
9月23日(水)18:30KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs 柏レイソル
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