【柏 vs 札幌】オルンガがJ1に衝撃を与える

2020年2月21日(金)


2019年11月24日。その日、一人のケニア人ストライカーがJリーグの歴史に衝撃の記録を打ち立てた。

明治安田生命J2リーグ最終節、柏と京都の一戦。6分、強烈な左足シュートで挙げた先制点を皮切りに、一人で重ねた得点は8に到達した。Jリーグの歴史に名を刻んだだけでなく、この衝撃の結果によって“オルンガ”の名は日本中のサッカーファンに知れ渡ったことだろう。

昨季のJ2を制し、柏は1年でJ1に返り咲いた。オルンガにとっても2年ぶりのJ1だが、当時とは状況が違う。
オルンガが柏に加入したのは2018年8月。しかしシーズン途中の加入、しかも日本という異国文化の国への移籍ということもあり、能力の片鱗をわずかに見せたにすぎず、出場10試合で3得点という結果に終わった。

シーズンのスタートから戦った昨年は徐々にチームにフィットし、日本の生活にも慣れていった。さらにネルシーニョ監督の意識付けによって献身性が身に付くと、彼が本来持つ規格外の力がJ2を席巻していく。
得点ランキングは2位と、得点王に輝いたレオナルドにあと1点届かなかったものの、ケニア代表と並行して戦うタイトな日程を強いられ、出場30試合と限られた中で記録した27得点は特筆すべきハイアベレージだ。

オルンガに今季の目標を聞くと「昨年よりも良い選手になること」と控えめな答えが返ってくるだけで、彼は決して具体的な得点数を明言しない。ピッチを離れた彼は非常に気さくで、言葉の一つひとつから知性が感じられる好青年である。
だがそんなナイスガイも、ピッチに入れば対戦相手を震え上がらせる驚愕のストライカーに変貌を遂げる。先週のルヴァンカップのG大阪戦でも長いリーチを生かした得点でチームを勝利に導いたほか、オフサイドで得点にこそならなかったが東口順昭をドリブルで抜いてネットを揺らしたシュートや、後半にバーを叩いた強烈なミドルシュートなど、まだコンディションが100%ではない中でもインパクトは十分だった。

2020年シーズン、躍進を狙う柏でオルンガはどのような活躍を見せてくれるのだろうか。25歳と、いまだ成長過程にあるストライカーが、J1に衝撃を与える。


文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第1節
2月22日(土)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs 北海道コンサドーレ札幌
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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