【福島 vs 群馬】貫いた美学。松田岳夫監督が選手たちとつくり上げた新しい福島スタイル

2019年12月7日(土)


新たに松田岳夫監督(写真)が就任した2019シーズン、一時は17位まで順位を落とした時期もあったが、夏頃からスタイルが浸透して、一時は一桁順位も狙える状況だった。現在13勝4分け16敗で勝点43の11位。10位長野が最終節敗れれば一つ順位を上げる可能性もあるが、得失点差を考えると、11位でのシーズン終了が濃厚だ。

戦力的には茂木弘人、石堂和人らベテラン選手が引退し、大卒1~2年目の経験の少ない選手主体の編成だったが、中位で終われたことはまずまずの結果。大崩れしなかったのは松田監督の掲げた「攻撃でボールを意図的に動かし、相手を動かし、ゴールへの道をたくさんつくる」スタイルにブレが無かったことが要因だ。前半戦は試行錯誤だったが、夏頃から戦い方に迷いが減り、FW武颯は現時点で15得点と大きく成長。後半戦に入ると、FW雪江悠人も成長を見せレギュラーに定着した。京都から完全移籍したMF田村亮介はシーズン通してコンスタントに活躍。MF樋口寛規はボランチとして才能を開花させ、DF河西真も対人守備の強さを見せ、守備の安定に寄与。GK堀田大暉はほぼ毎試合スーパーセーブを見せ活躍した。

「基本的に型にはめることはしていません。状況に応じて選手が何をできるかという判断の部分が、プレッシャーの中でも少しずつできるようになったのが、若干の成長につながっていると思います」と若い選手の成長を語る松田監督。ただ、若手選手の出来には波があり、うまくいかない時もあった。「まだまだゴールへの道を多く作ることができていないと感じます。それでも最初のゲームよりやれることが増えたのはチームとしての成果です。なかなか結果につながりませんが、一つの方向を向いてトレーニングを積んでこられたと思います」と課題もあるが、一定の手応えを得た1年だった。

美学を貫き、最後までボールをつないでゴールを奪うことに徹し、選手たちとともに新たなスタイルを築いた松田監督。最終節も今季の集大成となる華麗な攻撃を見せ、勝利でこの1年を締めくくりたい。

文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第34節
12月8日(日)13:00KO とうスタ
福島ユナイテッドFC vs ザスパクサツ群馬
とうほう・みんなのスタジアム(福島ユナイテッドFC)
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