【栃木 vs 徳島】有言実行を続ける“いい状態”の大﨑淳矢。狙うは古巣相手の大仕事。

2019年10月5日(土)


栃木は前節愛媛に対して粘り強さを発揮したが僅差で敗れた。それでも直近2試合で5得点と、得点力に課題があったチームが前進していることを前向きに捉える向きがある中、大﨑淳矢(写真)は違った。
「負けと引き分けでは全然違う」
「もっと強く、逞しくなるためには、もっとひとり一人が意識を高く持たないといけない」
負けたという事実にシビアに向き合う姿があった。

栃木は34節が終わった時点で21位と降格圏を抜け出せていない。33節鹿児島戦の直前には田坂和昭監督から「今後はうまい・下手は関係ない、栃木SCのエンブレムに誇りを持って、走って、闘える選手を選ぶ」という指針が伝えられると、大﨑は7試合ぶりにスタメンに抜擢された。直後の鹿児島戦では一発回答となるゴールをマーク。期待に応えてみせた試合後、大﨑は言った。
「僕からすればエンブレムに誇りを持つなんて当たり前だし、チームのために戦うという基準も当たり前です。それが当たり前にできる選手がピッチに立つべきです」
内に燃えたぎるものを包み隠さずに言葉に出す。追い込まれる中で凄みが増してきた印象もあるが、その言葉の裏には意図もある。
「言葉に出すことで自分に責任が生じるんです。言うのは簡単です。言葉に出したら責任をもって実行まで移す。ここまでずっとそうやってきたので、とにかくプレーで見せたいんです」

前節愛媛戦もチームが狙いとする守備からショートカウンターに移行する局面では一気に背後へ抜け出して決定的な場面を二度ほど演出した。大﨑自身、手応えがある。
「守備も攻撃もとにかく前へという感覚。この2試合、確実にチャンスは増えているし、やるべきことは徹底できている。でも、この2試合でできたことを継続してやれないとダメなんです」
いい感触を掴んだ今、ここでホームに迎えるのは、かつて5年間在籍し、うち3年間は10番を背負った古巣の徳島となるが、大﨑は「勢いのあるときですね」と、7戦負けなしの古巣の直近の戦いぶりをリスペクトしつつ、しかし、最後に不敵な笑みを浮かべながら言った。
「僕も所属していたからわかるんです。徳島は勢いがあるときこそ、こちらはチャンス。隙はあると思っていますよ」
強気な言葉とプレーが一致する大﨑は今、非常にいい状態にある。大仕事が期待できる。

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第35節
10月6日(日)14:00KO 栃木グ
栃木SC vs 徳島ヴォルティス
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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